GLOSSARY
用語集

送金決済

送金決済

貿易における決済方法には大きく分けて、送金による決済、信用状による決済、荷為替手形による決済の3つがあります。

このうち送金決済は、前払い送金と後払い送金があり、前払いの場合は輸出業者にとって安心できる方法ですが、輸入業者にとっては契約通りの貨物が実際に来るかどうかの不安があります。

一方の後払いでは、まったく逆の立場となり、輸入業者に有利な送金方法となります。送金決済の方法は、銀行為替(外国為替)送金によって行なわれます。輸入業者による前払いの例でみると、まず輸入業者が送金為替の取り組み(代金の支払い)を仕向銀行に行ないます。
次に仕向銀行が被仕向銀行に対して、銀行間の送金為替の取り組みを行ない、それを受け入れた被仕向銀行が輸出業者に為替支払いを行なうことによって、送金決済が完了します。
送金を受けた輸出業者は、輸入業者に対して輸出貨物の受け渡しを実行します。注文した貨物が実際に到着した時点で、取引の終了となります。
取引の決済条件がB/L(船荷証券)を受け取り後15日以内の電信送金にしている場合は、銀行間の電信送金を利用することになり、送金小切手の場合も同様に行なうのが貿易上のならわしになっています。

JA/EN
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