CASE OF FAILURE
輸入ビジネス失敗事例

サンプルと、トライアルオーダーの品質が違う場合の原因と対処法

サンプルと、トライアルオーダーの品質が違う場合の原因と対処法

輸入ビジネスでは、日本国内での取引では考えられないようなことが起こります。今回は、サンプルと、トライアルオーダーの品質が違う場合の原因と対処法をお伝えいたします。

事例1

サンプルを事前に入手し、これならいけるとトライアルオーダーしたが、到着した商品は、サンプルより質が劣るものだった。

事例2

サンプルに満足して、トライアルオーダーを待っていると、サンプルとは似ても似つかない商品が送られてきた。

事例3

トライアルオーダー品が、サンプルより品質が劣っていたためクレームを出したが「サンプルと同じように作れるが、その分コストがかかる」と言われてしまった。


このように輸入ビジネスで最も多いトラブルが、品質問題です。

サンプルがいいからとオーダーすると、サンプルより圧倒的に品質の悪い商品が届くケースが少なくないのが現状です。

現品がサンプルより劣ると、納品に影響が出る可能性が高く、大幅値引きを要求されたり、最悪キャンセルされることもあるため、事前にリスクを回避する対応をしておくことば必要です。

だいたい一緒なら「同じ」!?

「サンプルと現物が違う」とクレームを言ったとしても「同じだ」「ほぼ一緒だ」と取り合ってもらえないことがあります。

「日本人は細かい」「アメリカ人はそんなこと気にしない」など、全く納得できない理由で聞く耳を持ってくれない場合も多いのです。

サンプルと商品で、違う「型」が使われている?

サンプルとは似ても似つかない商品が送られてくる場合、生産者がサンプルと商品で違う「型」を使っている可能性が考えられます。

例えば陶器の場合、陶器を作るのには「型」を使います。

展示会に出展するサンプルは、商談を取りまとめるために、丁寧に作った「型」を使って品質の良いものを見せられ、「これなら商品になる」と、オーダーをします。

ですが、実際に作る段階になると違う「型」を使って商品を作るのです。何故、そのようなことが平然とできるのかは不思議です。その時の輸出者の弁解は「サンプルで使った型を紛失してしまった……」でした。

対応方法

サンプルを入手して、品質を確認したら、契約書に必ず「品質は入手したサンプル通り」という旨条項を記載しておきましょう。この項目があることで、輸入者は強い態度を取ることができます。

また「契約後はいかなる事情があろうとも、価格アップは認めない」旨の条項も入れておくと良いでしょう。

こういった条項は、輸出者が作成する契約書には入っていないものですので、契約書は輸入者であるあなたが作成することをお勧めします。先方が契約書を送ってきた場合には、内容を確認した上で、条項の削除や追記など交渉してください。

サンプルと違う商品が届いてしまったら、サンプルと届いた商品を並べ、写真を撮り、相手に送ります。その度合によって、交換、返品、返金、値引きなどの交渉を行いましょう。

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