CASE OF FAILURE
輸入ビジネス失敗事例
電気製品の一部が日本仕様になっていなかった場合の原因と対処法
輸入ビジネスでは、日本国内での取引では考えられないようなことが起こります。今回は、電気製品の一部が日本仕様になっていなかった場合の原因と対処法をお伝えいたします。
目次
事例
テーブルランプのコンセントが、日本仕様になっていなかった。このままでは販売できないが、打つ手はないだろうか……
コンセントの差込口は、国や地域によって異なります。また、ボルト数が日本は100ボルトですが、100ボルトを採用している国は、他には韓国くらいです。つまり、大概の国の電化製品は、そのままの仕様では日本では使えないことになります。
輸入ビジネスに慣れていないと、デザインばかりに気を取られてしまい、こういったことを、うっかり見逃してしまいます。製品が届いてから頭を抱えることも多いのです。
売るために、何か方法は無いか?
プラグは電気屋に行けば手に入りますし、それを付け替えれば日本仕様のプラグにすることも可能です。
自分のミスで確認せず、輸入してしまった場合、「これでは売れない」と嘆くのではなく「売るために何か方法を無いか?」と考えなくてはなりません。不良在庫にしてしまうと、利益がゼロになるだけでなく、貴重な資金を眠らせてしまうことになるからです。
対応方法
まず重要なことは、この輸出者が日本と取引をしたことがあるかどうかを確認しておくことです。日本と取引をしたことがあれば、少なくともこういったことは起こりません。
また、契約書に日本仕様への変更を明記しておきましょう。契約書に記載されていれば、先方はそれを守ってくれます。
確認ミスで輸入してしまった後でも、日本仕様に変えることは可能です。自社で対応できることもありますし、専門業者に依頼して変更してもらう方法もあります。
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