CASE OF FAILURE
輸入ビジネス失敗事例

送金したのに、入金が確認できないと言われた場合の原因と対処法

送金したのに、入金が確認できないと言われた場合の原因と対処法

輸入ビジネスで多いトラブルに、契約・代金・保険に関するものがあります。今回は、送金したのに、入金が確認できないと言われた場合の原因と対処法をお伝えいたします。これを学んで、失敗できない輸入ビジネスを手に入れてください。

事例

中国に送金する際、日本国内での送金と同じように、振り込んだその日に着金するものと考えていた。貨物の到着を待ったが一向に届かず、メーカーに問い合わせると入金が確認できていないとの回答だった。


私たち日本人は、とてつもなく便利な国に住んでいることを自覚しましょう。銀行送金をすれば、その日のうちに相手の口座に着金するのが当たり前の感覚になっていると、こういう失敗をすることがあります。

送金してから着金までに10日もかかる?

欧米では振り込めば、1~2日のうちにだいたい着金しますが、中国では1週間、時には10日もかかることがあります。そうした事情を知っていないと、こうしたケースが起こるのです。

輸出者が、着金を確認してから出荷したいと思うのは当然です。商品を出荷しても代金が回収不可能では困ったことになるからです。

中国では「金を払わない」=「有能な経理」?

余談ですが、中国に輸出する日本メーカーは、輸出先の中国企業がなかなか製品代金を支払ってくれない悩みや、不払いの悩みを訴えるケースも多くあります。

驚いては行けません。中国の会社では「金を払わない経理マンこそ優秀、有能な経理マン」と言われているのです。支払いを催促すると「今、一生懸命やっています」と言われ、更に入金予定を具体的に聞くと「入金を急ぎますか?急ぐならそこで相談ですが、支払方法を分割に変更させてくれませんか?」といった交渉をされることもあります。

日本のメーカーとしては、商品代金が不払いになると困るので、支払方法の変更にしぶしぶ同意をして分割払いになりますが、それでも確実に支払われる保証は無いのです。輸入ビジネスとは逆の立場ですが、中国のひとつの顔として知っていただきたいと思います。

対処方法

着金に時間がかかることが予想される場合、銀行送金が住んだ段階で、銀行印が押してある「送金依頼書」コピーを輸出者にメールやFAXなどで送っておきましょう。銀行印がある依頼書が届いた段階で、だいたいの輸出者は出荷してくれます。

日本の銀行は世界でも信用があります。最近は、日本の銀行も破たんしたり、信用不安に陥ることもあります。しかし、他国の銀行と比べた場合良い方なのです。

ただ、自国の銀行を見ている輸出者は、銀行そのものを信用していないケースもあります。こうした輸出者は、着金を確認しないと商品の出荷をしない場合もあるでしょう。

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