GLOSSARY
用語集

Bid bond

Bid bond

入札保証(Bid bond)は、入札参加者が入札の際に工事の実施主体から要求される保証金のことです。
主に、プラント工事請負などの金額が大きく、期間も長い取引で行われます。
Bid bondには、不正業者の参入防止や、落札者の締結拒否の抑止の効果があります。

Bid bondの保証金は、工事の実施主体に対して現金や証券を渡すことが基本となりますが、実際は銀行などの金融機関が発行するボンド(Bond)と呼ばれる保証状を渡すことが多いです。
このボンドと呼ばれる保証状の発行には、本部での審査や法務部門によるリーガルチェックが必要になるため、時間がかかることが多いです。
手間はかかりますが、銀行などの保証状発行側にとっては後続契約が見込めるため前向きに対応してくれる場合が多いです。
海外との入札保証が不慣れな場合は、自分たちで工事の実施主体に現金などを積むのではなく、銀行などに保証状を発行してもらったほうが良いでしょう。

入札保証という制度は国内でも多く行われていますが、海外との慣れない取引の場合、国内と慣例が違うため、海外の取引先から修正要求などが起こる可能性が高く、銀行などの金融機関で再稟議となりさらに保証状の発行に時間がかかる可能性があります。

Bid bond(入札保証)以外にも次のようなボンド(保証)があります。

・Performance bond(契約履行保証):請負契約の確実な履行を担保する保証です。
・Advance payment bond(前受金返還保証):契約解除の際に、請負業者に支払った前払金の返還を保証します。
・Retention bond(留保金返還保証):留保金の一部解除を認められる場合、中途解除を保証します。
・Maintenance Bond(瑕疵担保保証):瑕疵があり請負業者が履行不能な際に修補債務を保証します。

JA/EN
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