税関告知書（CUSTOMS DECLARATION）とは、荷物を海外に郵送する際に税関に対して郵便物の内容品を通知するための用紙です。
SDRによってCN22とCN23の2種類の用紙があります。
郵便物の内容品の品名とその個数および価格等の詳細を具体的に記入します。

SDR(Special Drawing Rights : 特別引出権)とは、国際通貨基金(IMF)が定める全世界共通の通貨(貨幣)単位です。
この通貨の価値は毎年変動します。
2020年1月現在の価値は1SDR=152.4096円です。

税関通知書には2種類の用紙があり、SDRによって使用する用紙が決められています。
300SDR未満の郵便物にはCN22、300SDR以上の郵便物にはCN23の税関告知書を添付します。

税関告知書であるCN22とCN23は日本郵政の公式サイトからダウンロードすることができます。また最寄りの郵便局でも入手できます。

使用する言語は宛先の国で通用する言語または英語・フランス語で作成する必要があります。
可能ならばHSコードも記載します。
HSコードとは品目ごとに割り当てられる6桁のコードです。
日本ではこの6桁コードの後にさらに3桁を加えてHSコードとしています。

物品を送るときに税関で必要になる書類には、税関告知書の他にインボイスがあります。
税関告知書は物品を外国に送る際に発送する人が税関に申告する書類です。
一方インボイスは輸出者と輸入者の間でかわされる書類であり、税関告知書に申告したないようが正しいことを証明する書類です。