GLOSSARY
用語集

危険貨物

危険貨物

危険貨物とは、貨物として取り扱うことにより、その輸送や運搬、積載などに携わる者が危険に晒される可能性があるものを指します。

具体的には、発火性や引火性があるモノはもとより、爆発のリスクがあるものも該当します。
今般での貿易では主に、航空機や船舶などが利用されていますが、これらの安定運行を妨げるような恐れが生じるモノも危険貨物といえるでしょう。
加えて、航空機が離着陸をする空港や船舶が着岸する港湾についても同様です。
離着陸するなどの際に周辺も含めたエリアに危険をもたらすようなことがあってはいけません。
これも、危機管理の一つということができます。

危険貨物を取り扱う場合には、予め、航空会社や船舶運営会社にその旨を伝えることが必要です。
そして、その管理責任も原則として全て荷主が負うことになります。危険貨物の取り扱いにあたっては、携わる従業員に対する教育や訓練も必要不可欠です。
危険物の具体的な特徴や特性についても把握しておかなければいけません。梱包や入れる容器などの知識も求められます。
当然ながら、ラベルやシールなどによる注意喚起も必要。
シンナーやエンジンオイル、エアスプレーなど日常生活に根付いているものが多いだけに、ますます取り扱う機会が増えることが予想されます。

JA/EN
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