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用語集

スポット決済

スポット決済

スポット決済とは、通貨を売買した約定日から、2営業日後(約定日の翌々日)に受け渡しを行なう外国為替取引のことをいいます。

外国為替取引の種類には、取引の時点で受け渡しを行なうスポット決済と、スポットを超えて2営業日後以降に受け渡しを行なうフォワード決済(先物為替取引)の2つがあります。

スポット決済の受け渡しが2営業日後に設定されている理由は、外国為替取引が通常海外との取引においては時差が発生することを考慮し、事務処理に支障をきたさないようにするためです。
為替取引には当日受け渡しの「当日物」、翌日が受け渡しの「翌日物」、翌々日が受け渡しの「直物」があり、スポット決済は「直物」にあたります。通常テレビニュースで速報される「東京外国為替市場の円相場は1ドル〇〇円で取引されています」という内容は、直物為替レートでの取り引きを示します。
一般的に為替レートといわれれば、直物為替レートを指すと考えて差し支えありません。ただし、スポット日はすべてが2営業日後というわけではなく、ドル/カナダドルの取引は1営業日後、東南アジアの対ドル通貨では3営業日後と例外もあり、貿易相手国によって決済日が異なるケースもあるので注意が必要です。

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