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海上保険

海上保険

輸入ビジネスを始める上で、必ず覚えておかなければならない保険の中に海上保険があります。
海上保険、正しくは「外航貨物海上保険」と言い、あなたの貨物が万が一被害をかぶったときの損害をカバーするものです。

海上保険は加入した方がいいのか?

海上保険の加入は、基本的には任意です。
しかし、実務的には、必要不可欠なものです。輸入取引では、国内取引よりも時間がかかり、多くの人が関与しますので、それだけ輸送に関するリスクが高まります。
ですから、海上保険には必ず加入するようにしましょう。

海上保険の種類

海上保険は、担保の内容によって種類があります。

  1. 単独海損分損担保条件(WA:With Average)
    輸送中の荒天による水濡れをカバーするのが特徴。
    主に小麦や大豆などの農産品に適用される。
  2. 単独海損分損不担保条件(FPA:Free from Particular Average)
    水濡れがカバーされないもの。水濡れのリスクがない鉱業品に適用される。
  3. オールリスク(全危険)担保条件(A/R:All Risks)
    FPA、WAでカバーする危険のほか、盗難、破曲損、抜け荷、紛失、その他の付加危険などの損害を補填する。

最新の約款、2009年約款では、ICC(A)、ICC(B)、 ICC(C)の3種類になっています。
それぞれ、オールリスク(A/R)がICC(A)、分損担保(W/A)がICC(B)、
分損不担保(FPA)が ICC(C)にほぼ対応しています。

海上保険は誰が加入するのか?

海上保険は、貿易条件によって加入者が異なります。
特に輸入者が輸送のリスクを負担するEXW、FOB、CFRのときは、輸入する側が保険の加入手続きをします。

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