CYは、コンテナヤードを略したもので、正式名称はContainer Yardです。

貿易で輸入する場合、輸出者によって海外から注文した貨物が送られ、輸入者の元へ届きます。
船で輸送が使われると港に到着した後、貨物をおろしますが、貨物を受け渡しする場所をコンテナターミナルと呼びます。
このコンテナターミナルに存在する施設が、コンテナヤードです。ちなみに小口輸出入貨物を扱うCFSもコンテナターミナル内に存在し、コンテナヤードとは区別されます。
貨物の輸送で利用するコンテナヤードを指定するのは、船会社です。輸出者は決められた日までに、コンテナヤードへ貨物が届くように手続きするのが原則です。
おろされた貨物を一時保管する場所としても、コンテナヤードが利用されます。一時保管するのは、まだ関税から許可が出ていないためです。
許可が出るまでは海外の貨物として扱われます。
輸入者が手続きをし、関税から許可が出た時点で、輸入した海外貨物が内国貨物、つまりは国内の貨物へと変わります。
内国貨物に変化すると、コンテナヤードに保管されていた貨物をコンテナターミナルから外へ出すことが許され、輸入者が貨物を受け取れるようになります。