プロフォーマ―インボイスとは、貿易業で使われる仮の見積書を指しています。
銘柄を売ったり買ったりする前に仮に作られる書類のことで、日本では仮送り状の名前で用いられることもあります。

一般的にプロフォーマ―インボイスは商品を売る輸出者から、商品を買い取る輸入者に向けて発行されます。
「この商品を買い取るには、これくらいの資金が必要ですよ」というメッセージをテンプレートに載せて、クライアントに示すのです。
プロフォーマ―インボイスをあらかじめ作ることによって、実際の貿易がおこなわれた後に起きる、輸入者と輸出者の誤解やトラブルを防ぐメリットもあります。

ちなみに仮送り状という意味合いが強いプロフォーマ―インボイスですが、輸出する側が輸入国の許可を得たい時にも用いられるケースがあります。
貿易業では輸入国の許可をもらっていることが最低条件になるので、プロフォーマ―インボイスを正しく作成することはとても重要です。

ちなみに仮送り状が、正式な送り状に変わると名前も変わっていきます。
仮送り状はプロフォーマ―インボイスですが、正式な送り状の場合にはインボイスとなります。
近年では急いで取引を終了させたい時などには、仮送り状であるプロフォーマ―インボイスをインボイスと同様に扱うケースもあります。