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【輸入ビジネス】商品の発掘先として利用したいクラウドファンディング

【輸入ビジネス】商品の発掘先として利用したいクラウドファンディング

近年、著名人や芸能人が資金集めの場として利用していることでも話題のクラウドファンディング。

そんなクラウドファンディングですが、実は

輸入ビジネスの商品発掘先として活用することも出来るんです!

しかし中には、「実際にどんなサイトを利用すればいいの?」、「どんな風に活用すればいいのか教えて欲しい」と思う方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、クラウドファンディング初心者に向けて、

クラウドファンディングを使って商品発掘をする方法

についてご紹介していきます。

クラウドファンディングとは

ここ数年で瞬く間に広まったクラウドファンディングですが、その仕組みについて知らない方もいると思いますので、ここで一度整理をしておきましょう。

クラウドファンディングとは、「クラウド(=群衆)とファンディング(=資金調達)の造語であり、インターネットの仕組みを通して不特定多数から資金を募る取り組み」のこと。2000年代後半頃からアメリカで盛んになり、日本では2011年の東日本大震災をきっかけに普及し始めたと言われています。

クラウドファンディングには、大きく分けて購入型金融型の2種類が存在します。また、商品や成果物といったリターンがない寄付型と呼ばれるものも出てきています。

クラウドファンディングの輸入ビジネスへの活かし方

クラウドファンディングの輸入ビジネスへの活かし方には2パターンがあります。

  1. 商品の発掘先としてクラウドファンディングを使う
  2. 海外から発掘した商品のテストマーケティングや販売のための資金調達先として利用する

前者は、オンライン上で海外の商品を発掘するというものです。特にコロナ禍など、海外に渡航できる機会が制限されている状況においては手軽に商品探しができるツールとして有効でしょう。最近ではオンラインのミーティングツールも発達しているので、気になる商品があればオンライン上でメーカーに交渉も依頼することも1つの手です。

一方の後者は、海外の見本市やインターネットなどで珍しい商品を発掘した後、サンプルなどをクラウドファンディングサイトに掲載し、「どれくらい市場の反応があるのか?」、「消費者のニーズにマッチした商品なのか?」などを見極めるために利用する方法になります。

商品を仕入れる資金に乏しいインポーターであっても、クラウドファンディングで得た資金を利用して仕入れの費用に充てることができるため、ローリスクでチャレンジすることが可能です。

後者の活用方法や、クラウドファンディングの詳しい仕組みについては、こちらの記事も参考になります。

商品の発掘先として有名な海外のクラウドファンディングサイト

では、商品の発掘先としても利用できる海外のクラウドファンディングサイトにはどのようなものがあるのでしょうか?

【アジアのクラウドファンディングサイト】

ToGather.Asia(シンガポール) 

⇒2012年に誕生したシンガポールをはじめとしたアジア中心のクラウドファンディングサイト。プロジェクトをサイトへ掲載するためには運営の厳しい審査が必要であるものの、質が高く信頼できるサイトです。

Demohour(中国)

⇒2011年、中国で初めて誕生したクラウドファンディングサイト。70件以上のプロジェクトが発足しており、今後の動向が注目されるアジア系サイトの1つとなっています。

【ヨーロッパのクラウドファンディングサイト】

JustGiving(イギリス)

⇒2001年にイギリスで誕生したクラウドファンディングサイト。これまで1000万人以上が利用し、日本円にして825 億円が寄付されている信頼のあるサイトです。ロンドンマラソンの公式プログラムとしても採用されたことがあります。

【北米のクラウドファンディングサイト】

Kickstarter(アメリカ)

⇒2009年にアメリカで設立されたクラウドファンディングサイト。クリエイターの夢を実現するために作られたサイトであり、技術開発から映画やファッションなど、多岐に渡る出資対象が掲載されています。

Indiegogo(アメリカ)

⇒2008年にアメリカで立ち上げられたサイトで、企業だけでなく非営利のプロジェクトも掲載の対象となっているのが大きな特徴です。

 【南米のクラウドファンディングサイト】

idea.me

⇒2011年に発足したクラウドファンディングサイト。利用者は25,000人を超える規模を誇り、出資者も5,000人に到達するなど、南米を代表するクラウドファンディングサイトとなっています。

(2021年4月現在の情報です)

海外のクラウドファンディングサイトのメリットデメリット

このように、海外のクラウドファンディングサイトを利用するメリットとしては当然、「新奇性のある海外商品を見つけられる」という点が挙げられます。珍しい商品をいち早く日本の市場へ紹介できるため、独占販売権を獲得できる可能性が高いほか、新たな技術やテクノロジーの発展などにも貢献することが可能です。

こうした商品を見つけることができれば、消費者からも多くの支持を得られるため、資金集めが容易に出来たり、商品が売れやすくなったりすることにも繋がるでしょう。

また海外のクラウドファンディングサイトの特徴として、「規模の大きいプロジェクトを支援できる」という点も見逃せません。特にアメリカのクラウドファンディングサイトでは、全世界のユーザーから億単位を集めるプロジェクトが何本も発足していたり、世界をアッと驚かせるようなビッグプロジェクトが進行していたりすることも多くあります。

日本国内で億を超えるような大規模なクラウドファンディングは例が極めて少ないため、桁外れのドリーム企画に支援者として携わることができるのも、海外サイトならではの魅力と言えます。

一方で、デメリットとしては、

  • 言語が現地語である場合もあり、わかりづらい点がある
  • 現地語が苦手な方向けに「参加代行サイト」のようなものがあるが、手数料が必要なケースが多い
  • 大規模なプロジェクトの実施現場や成果を見るのに、現地へ足を運ぶ必要がある
  • (現地へ足を運ぶ場合)時間的・金銭的コストがかさむ恐れがある

といったものが挙げられます。

とは言え、「日本にいながら海外の珍しい商品を見つけられる」という点において、海外のクラウドファンディングサイトを利用してみる価値は大いにあるでしょう。

まとめ

このようにクラウドファンディングサイトは、輸入ビジネスにおいても商品発掘の場として十分に活用することが可能です。ただし言語の問題もありますし、インターネット上にある世界中の膨大な情報量の中から「お宝商品」を見つけたとしても、クオリティ面など実際手にとってみないと不安だと感じる方もいるかもしれません。

そのため、「実際に商品に見たり触れたりして検討したい」、「見知らぬサイトを利用するのは不安だ」という方は、海外の見本市に足を運んだり、オンライン上開催される見本市に参加したりするのがよいでしょう。

実際に展示会に行ってみたいけれど、どうしたら良いかわからない、という方はこちらから

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