GLOSSARY
用語集
カントリー・リスク
カントリー・リスクとは、貿易を行う対象国の状況によってもたらされるリスクを指します。貿易を行う相手特有のリスクとは関係がない、国を対象としたリスクであることがポイントです。もしもカントリー・リスクが高ければ、損失につながりやすくなります。
カントリー・リスクの要因となるのはさまざまで、経済状況や政治状況はもちろんのこと、疾病の蔓延や自然災害なども含まれます。国ごとにそれぞれの状況はまったく異なりますから、カントリー・リスクが高い国と貿易を行う際は慎重な判断を下さなければいけません。たとえ貿易相手が信頼できたとしても、カントリー・リスクが高いと国の情勢の影響を大きく受けて損失につながる場合があります。
カントリー・リスクが高ければ高いほど、最初に予想していた収益を得られない可能性があります。ですので貿易を行う際は、カントリー・リスクによく注意を払うことがとても大切です。
特に途上国はまだ国の整備が行き届いていないこともあるため、カントリー・リスクは高くなりやすいです。このカントリー・リスクは、経済開発協力機構などの発表を参考に調べることができます。もしもカントリー・リスクが気になる場合は、貿易を行う前にチェックするのが無難です。