商品は欲しいが、取引相手に不安がある場合の対処法

商品は欲しいが、取引相手に不安がある場合の対処法

輸入ビジネスで多いトラブルに、契約・代金・保険に関するものがあります。今回は、商品は欲しいが、取引相手に不安がある場合の対処法をお伝えいたします。これを学んで、失敗できない輸入ビジネスを手に入れてください。

事例

相手の商品は欲しいが、全額前払いの支払条件を出された。心配な面もあるが、こうした場合の対処法はあるのか?


初めての取引相手には全額前払いに応じないことが基本です。ですが、その商品が非常に魅力的で、なおかつ日本市場で有望と思われる場合もあります。悩ましいポイントです。

相手は、信頼できる?

人間の観察力が要求されるため、すべての輸入者にお勧めできる方法ではありません。しかし、やましいことを考えている人間は、どこかにおかしな素振りが出るものです。少しでも「おかしいな」と感じたら、とりあえず取引しない方向性にしましょう。

その商品をどの程度まで欲しい?

全額前払いのリスクと、その商品が欲しいあなたの気持とのバランスの問題です。リスクを犯してまでも輸入したいか、リスクを考えて輸入をやめるか、という選択になります。

問題は、その中間の場合でしょう。相手の対応にはちょっと心配な点があったものの、なかなかその品があきらめられない、というケースです。

対応方法

こういった場合、相手の信用状況を調べるというやり方があります。国際的な興信所を使えば、相手の会社の信用状況は簡単に調べることができます。たとえば「ダンレポート」という有名な会社があり、東京にも支社があります。また、「帝国データバンク」もそうしたサービスを行っています。データベースに資料があれば、1万円程度で情報を入手することができます。

カテゴリー:輸入ビジネス大辞典
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