GLOSSARY
用語集
トランステーナー
トランステーナー(TRANSTAINER)とは、輸出入の際の港湾で、物品などの入ったコンテナを移動させたり積み上げるための特殊車両です。
別名としてトランスファークレーン(Transfer Crane)とも呼ばれます。
設置される場所はコンテナーヤード(Container Yard)、コンテナターミナル(Container
Terminal)と呼ばれる港湾施設になります。
トランステーナーは大きな門のような形状をしています。
スプレッダと呼ばれるコンテナをつかんで持ち上げる装置が備わっており、トランステーナーの内部にコンテナを抱え込んだ状態で移動します。
基本的に大きくなるほどコンテナを積み上げられる高さが増えますが、台風や地震の多い日本では業界の自主規制で最大で5段積みまでとされています。
トランステーナーの移動手段にはゴムタイヤやレールが用いられます。
日本では自由に移動ができるタイヤ自走式のトランステーナーが大半を占めています。
レール式は、レールを設置・整備するコストや同じルートしか移動できないという短所はありますが、その固定されたルートのみでの移動という個性を活かして、完全無人化による自動運転が可能です。
トランステーナーの駆動方式には、搭載したディーゼルエンジンで発電する方式、外部設備から電力を給電する方式、それらに加えて巻き下げ時の回生エネルギーを巻き上げ時に再利用する機能を併せ持った方式などがあります。